カメラマンの日常。
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松本大洋の最新作『Sunny』から目が離せない件


久しぶりに松本大洋の本を買った

Sunnyだ

松本大洋は1990年代に「ZERO」を見つけて以来常に注目してきたのだが、彼は20年書き続けて進化し続けていることをこのSunnyを読んで再確認させられた。

凄いと思う。

まだ連載中にも関わらず最高傑作との声も聞こえるこの作品、しかし鉄コン筋クリートのような元気な主人公がいるわけでもなければ竹光侍のような活劇も無い。ただ星の子学園の日常が淡々と書かれているだけなのだ。

だがそこがいいのかもしれない。彼の作品は「静と動」の対比に1つの魅力があるような作品が多いのだが、それを排除して静的な心象風景(と呼んでいいと思う)だけで読ませるこの作品。逆に彼の自信(確信?)のようなものが感じられるのだ。

そして登場人物の静君はおそらく松本大洋本人だろう。彼を通して自分の子供時代をトレース、もしくは再確認しているのだ。
少なくとも自分はそう感じた。

彼の作品には常にある種の「におい」があるのだが(芸術的とかサブカル的とかそういう分かりやすい事ではなく)それが何なのかずっと分からなかった。しかしこの『Sunny』を読んですべて理解することができた。それは彼の作中には必ず彼自身がいるということなのだ。

これはあくまで私自身が感じたことでしかないのでもちろん的外れかもしれない、あとはあなたが自分の目で確かめてほしい。
そしてもしあなたが彼の作品に感動した事があるならば決してこの作品に失望する事は無いはずだ。



  「夜来て泣きたなったら、どないする?」
  「オレ、歌うわ」
  (Sunnyより)




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