カメラマンの日常。
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フイルムカメラに還る-YASHICAエレクトロ35MC
Nikon D300
iso-200
f-10
s-1/30

連日仕事で2000万画素オーバーの写真を撮り、その後はデジタル現像や補正作業でモニターの前に釘付けなるようなことが続くと、プライベートで写真を撮る時は絶対デジタルカメラで撮影したくないという気になることがしょっちゅうある。

というより、そんなときは仕事が終わればカメラから離れればいいと思うのだが、自分はカメラ好きのカメラマンなので(業界的にはかなり恥ずかしいことらしいが(笑))昭和の町のカメラ屋さんさながらのカメラが並ぶマイ銀塩カメラコレクションの中から気に入ったものを選び、フイルムを入れふらりと街に出る(現実逃避とも言う)

最近のお気に入りはトップ写真にある「ヤシカエレクトロ35MC」だ。

このカメラはいい。

何がいいかというとまず第一にコンパクトである。普段Nikon D3やバッテリーグリップ+無駄に重いツァイスレンズ付きのα900を使っていると現実逃避行スナップには「小さい」というだけで幸せになれる。
どのくらい小さいかというとあのコンパクトカメラの雄ローライに匹敵する小ささである。そしてローライより遥かに使いやすい。例えばローライB35が完全マニュアルであるのに対しヤシカ35MCは露出が絞り優先オートだ。
ピントは目測式で合わせるのだが、これも40mmの焦点距離も相まってかなりアバウトでもちゃんと写る。普段はモデルの毛穴までピントチェックをしなければいけない苦行から解放されるこの感じはまさに至福の時(笑


さて、冗句はこのくらいにして少しまじめにこのカメラのことを説明すると、発売は1972年。ヘリコイド式YASHINON-DX 40mm-f2.8 4群4枚構成。COPAL電子シャッター(4秒〜1/500秒)。当時累計500万台以上を売ったとされる「ヤシカエレクトロ」シリーズの後期に出たモデルで、前出のローライB35にかなり影響されたと思われるエレクトロシリーズの異端児ともされる機体である。エレクトロシリーズといえば露出警告ランプが特徴の一つであるが小型化のためこの警告ランプも簡略化し、さらにピント合わせさえも目測式にしてしまうという割り切りで究極の小型化に成功した。しかし絞り優先オートと露出警告ランプが無いという構造ゆえにコンパクトカメラなのに初心者に勧められるカメラではなかった。それ故販売数もエレクトロシリーズの中ではあまりふるわず、現在中古市場でもあまり玉数は多い方ではないが取引額は高価という訳でもない。
だが定評のあるヤシノンレンズらしくYASHINON-DX40mmの描写は決して悪くない、ボディーの作りも金属製で所有する喜びを十分満たしてくれる。

写真のヤシカMC35は逆光対策のフードをつけて、そのために視野が欠けてしまうファインダーを補うために外付けビューファインダーをつけてある。



なんとなく勘で絞りを決めて、なんとなくピントを決めていいかげんなフレーミングでシャッターを押す。
そんな使い方の似合う、ワタシにとっての癒し系カメラである。
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このカメラのことを調べようとしたらここに辿りつきました。
YASHICAエレクトロ35MC、僕もいいカメラだと思います。
お仕事と趣味が一致しているのは文面からすると微妙ですね(^^;
コックアイ | 2012/04/15 23:56
遅くなりましたがコメントありがとうございます。
エレクトロ35MC、いいカメラですよね、分かっていただける人がいて嬉しいです!
YASHICAといえば派手好きの社長がクローズアップされる事が多いですが、カメラのデザインにあの頃としては画期的な外部チームに発注するという英断、それもあの日本プロダクトデザインの雄「GKデザイン」に発注するという進歩的な指向のいいメーカーだったんですけどねぇ。惜しいメーカーを無くしました
d-fractal(前田) | 2012/05/19 17:11
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